【株式市場】円高基調の後退などが好感され日経平均は大幅続伸し新規上場の2銘柄も好スタート

2017年3月24日 16:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万9262円53銭(177円22銭高)、TOPIXは1543.92ポイント(13.51ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億2174万株

 24日後場の東京株式市場は、週末に「森友学園」問題を巡る新たな展開が発生するリスクが漠然と意識され、日経平均は前場の210円74銭高(1万9296円05銭)を上回らなかった。それでも円高基調の後退などが好感されて高値もみ合いを続け2日続伸となった。東証マザーズ指数や日経JASDAQ平均などもそろって高い。

 中で、大手銀行株が配当目的の買いなどを支えに本日の高値圏で推移し、原油安などを受けて王子ホールディングス<3861>(東1)も高い。TASAKI<7968>(東1)はMBOの観測報道を受け13時30分頃に一時売買停止となり、その後ストップ高。ケミプロ化成<4960>(東2)は有機EL技術などで「5G」(第5世代移動通信システム)関連株人気とされて上げ、上場4日目のラーメン「一風堂」などを展開する力の源ホールディングス<3561>(東マ)は後場利食いに押されたが連日高。アイフリークモバイル<3845>(JQS)は中国のリゾート海南島でVR(仮想現実)体験館を開発することへの期待再燃とされて大幅反発。 

 24日は2銘柄が新規上場となり、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ・売買単位100株)は9時32分に公開価格185円を26%上回る234円で売買が成立し初値がついた。高値は11時頃の279円で、大引けも272円。

 もう1銘柄、オロ<3983>(東マ・売買単位100株)は前場買い気配のまま初値がつかず、後場、公開価格2070円の2.3倍の4750円で初値がついた。高値は14時頃の4825円、終値は4390円。

 東証1部の出来高概算は18億2174万株(前引けは9億565万株)、売買代金は2兆1455億円(同9417億円)。1部上場2010銘柄のうち、値上がり銘柄数は1559(同1630)銘柄、値下がり銘柄数は351(同280)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、銀行、金属製品、繊維製品、保険、化学、建設、陸運、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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