AC-3(ドルビーデジタル)の特許が失効

2017年3月23日 16:55

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 DVD時代から広く使われてきた音声圧縮方式「AC-3(ドルビーデジタル)」のすべての関連特許が失効した(GIGAZINEac3freedomday.org)。

 AC-3はDVDやBDを初めとする幅広い媒体で使われてきた音声圧縮方式で、その初出は1992年に遡る。本来であればすでに特許切れのはずであったが、関連特許を追加するエバーグリーニングと呼ばれる手段により事実上特許期間の延長が図られていた。しかし最後の関連特許も3月19日に期限を迎えたことで、ついに完全に特許権が失効した状態となる。

 今後はライセンス料が不要となることから、AC-3のサポートが拡大することが期待される。とはいえ25年前の規格でありDTSなど後発規格も存在することから、このまま市場から消えていく可能性もありそうである。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | YRO | 著作権

 関連ストーリー:
米ドルビーラボラトリーズ社創業者のレイ・ドルビー博士、死去 2013年09月13日
H.264/MPEG-4 AVCのHDビデオカメラ規格「AVCHD」発表 2006年05月13日
「DVDコンバータ with DivX PRO」ソースコード公開、でも不十分? 2003年02月13日
プロジーのDivXコンバータにGPL違反の疑い 2003年02月06日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事