【注目銘柄】石井表記は17年1月期減益だが計画超、18年1月期は大幅増益予想

2017年3月23日 11:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 石井表記<6336>(東2)に注目したい。プリント基板製造装置の大手である。3月22日発表した17年1月期連結業績は減益だったが計画を上回った。そして18年1月期は大幅増収増益予想とした。株価は15年6月高値を突破した。好業績を評価して14年9月高値を目指す展開が期待される。

 17年1月期の連結業績は、売上高が16年1月期比0.1%減の94億06百万円、営業利益が同19.7%減の5億93百万円、経常利益が同36.9%減の4億16百万円、純利益が同20.7%減の4億83百万円だった。

 各利益は減益だったが、計画に対して営業利益は1億90百万円、経常利益は1億47百万円、純利益は2億83百万円それぞれ上回った。新規分野である自動車向け印刷製品が想定を上回った。純利益については投資有価証券売却益、繰延税金資産計上に伴う法人税等調整額の計上も寄与した。

 18年1月期の連結業績予想は売上高が17年1月期比31.0%増の123億24百万円、営業利益が同44.1%増の8億55百万円、経常利益が同84.6%増の7億69百万円、純利益が同29.6%増の6億26百万円とした。17年1月期に受注したインクジェットコーター大口案件も寄与して大幅増収増益予想である。

 株価は安値圏300円台での底固めが完了し、400円近辺でのモミ合いから上放れて急伸した。そして15年6月高値659円も突破して本日3月23日には749円まで上伸する場面があった。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して14年9月高値1158円を目指す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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