文字入力を効率化する新たなフリック入力「ターンフリック」が登場

2017年3月12日 10:37

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ターンフリック入力のイメージ。(画像:Umineko Design発表資料より)

ターンフリック入力のイメージ。(画像:Umineko Design発表資料より)[写真拡大]

 Android用キーボードアプリに、新しい入力方式を備えたものが登場した。フリック入力を拡張したもので、濁音や半濁音、拗音や拗長音などを、既存のフリック入力より短いストロークで入力することができる。

 アプリ名は「アルテ on Mozc 日本語入力キーボード(新版)」と言い、Umineko Design社の製品。価格は基本無料(一部アプリ内課金あり、299円)、現状ではGoogle Playにあるだけで、iOS版はない。

 ターンフリック入力は、あくまでもベースとしてはフリック入力を受け継ぐものである。一から生み出された新しい入力方式ではないので、ユーザーも既存のフリック入力と異なる新しい方式を覚え直すという必要はない。

 ということなので、無料アプリでもあるし、試しにインストールしてみた。

 結論から言うと、フリック入力をベースにしているとは言ってもやっぱり違うものは違うので、慣れるのに時間がかかる。

 濁音(がぎぐげご、等)や拗音(きゃきゅきょ)や拗長音(ぎょう)などが短い入力回数で入力できる、ということであるので、ためしに「ぎゅうにゅう」と打ってみたのだが、どれくらいストロークを引けば反応するのかなど、体がコツを覚えていないので、有体なことを言ってしまうと既存のフリック入力で打った方が早い。

 ただ、これはあくまでも慣れの問題である。指先がターンフリック入力に適応すれば、フリック入力よりもかなり早くなるのであろう、つまりはこれはフリック入力の進化版なのだ、ということは体感できた。

 ちなみにアプリ内課金とは何かということだが、プラグインを導入する際に有料となる場合があるらしい。基本的な諸機能はほぼ無料で使用可能である。

 レビューを書くために筆者のスマートフォンに入れたアルテであるが、とりあえずはこのままにしておこうかと思う。この新しい方式に慣れる頃には、新しい世界が広がっているかもしれない。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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