三菱商事、ローソンの子会社化を完了、TOBで出資比率50.1%に

2017年2月10日 19:07

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 三菱商事は10日、ローソン株式の公開買い付けが9日に終了し連結子会社になったことを発表した。同社は、昨年9月にローソンの株式の公開買い付けを決定し、昨年12月22日から2月9日まで公開買い付けを行っていた。

 公開買い付けでは、ローソンの普通株式約1,665万株を1株につき8,650円、総額約1,440億円で取得。これにより、三菱商事のローソンへの出資比率は33.40%から50.1%に上昇した。公開買い付け後もローソンの上場および経営の自主性は維持し、連携を強化する方針としている。

 ローソンは、ダイエーが米コンソリデーテッド・フーズ社と提携し、1975年に国内1号店を大阪府豊中市に出店。ダイエーの経営悪化に伴い、2001年に三菱商事が株式の多数を取得して筆頭株主となっていた。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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