雇用「質の改善をしっかり実現していく」厚労相

2017年2月2日 09:06

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 塩崎恭久厚生労働大臣は31日の記者会見で昨年1年間の有効求人倍率が1.36倍となったと語るとともに「雇用情勢は今後も改善することを期待しているが、引き続き、雇用の質の改善をしっかり実現していかなければならないと思っている」と質の改善にも言及した。

 塩崎厚労大臣は「昨年12月の有効求人倍率は1.43倍ということで、前月より0.02ポイント上昇し、25年5カ月ぶりの高い水準になっている」と語った。そのうえで「現在の雇用情勢は着実に引き続き、改善が続いているということ」と述べた。

 そして「去年1年間の有効求人倍率が1.36倍で、平成27年の1.2倍を更0.16ポイント上回る結果になった」とし、要因に「緩やかな景気回復に伴う求人数が増えているということが基本にある」とした。

 また「正社員求人倍率が平成28年の12月に集計開始以来の最高の値を示した。量のみならず、質も向上しているという形だと思う」と述べ、さらに質の改善を実現していく取り組みを進めるとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
正規雇用者数前年比51万人増、2年連続増加
サラリーマンの副業OK?変わる働き方
自殺者数6年連続で減少 22年ぶりに2万2000人下回る
届け出制以来で過去最高108万人 外国人雇用
人材への投資、活力ある中間層形成検討俎上に

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事