【注目銘柄】ビーロットは16年12月期増額修正・配当実施を好感して急伸、モミ合いから上放れ

2017年1月18日 08:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 不動産再生のビーロット<3452>(東マ)に注目したい。1月16日の取引時間中に発表した16年12月期連結業績予想の増額修正、および未定としていた配当の実施を好感して株価は急伸した。長期モミ合いから上放れの形となって上値を試す展開が期待される。

 16年12月期連結業績予想は、売上高を4億57百万円増額して15年12月期比68.6%増の117億20百万円、営業利益を2億円増額して同46.8%増の11億74百万円、経常利益を1億39百万円増額して同33.6%増の8億75百万円、純利益を67百万円増額して同37.5%増の5億50百万円とした。

 日本法人と設立2年目のシンガポール現地法人との連携が強化され、日本の不動産を海外投資家に売却する案件を積み重ねた。また不動産投資開発事業における高利益率案件も積み重ねて計画を上回る大幅増収増益となった。未定としていた配当については1株当たり17円の普通配当を実施(15年12月期は無配)する。

 なお1月16日には都内にカプセルホテル2棟を所有・運営するヴィエント・クリエーションの株式取得(子会社化)も発表した。オペレーショナルアセットとしての不動産再生を図るとともに、プライベートエクイティ投資をテーマとした新しい事業領域進出の礎を築くとしている。

 1月16日の株価は前日比236円(15.42%)高の1766円まで急伸する場面があった。そして16年夏から続いた安値圏1300円~1500円近辺での長期モミ合いから上放れの形となった。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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