『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第36話「穢れた翼」【感想コラム】

2016年12月23日 09:51

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『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第2期 第11話(第36話)「穢れた翼」【感想コラム】©創通・サンライズ・MBS

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■『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第36話 「穢れた翼」


 目覚めたモビルアーマーは大量のサブユニットを引き連れ、人口密集地に向け侵攻を開始。鉄華団は侵攻を食い止めようとするが、その圧倒的な力と数に翻弄される。

■目覚めた災厄


 前回、イオクのモビルスーツ部隊に呼応するように目覚めた300年前の災厄と呼ばれたモビルアーマー。本当に余計なことしかしないやつですねイオクは…。

 みなが唖然としている中、モビルアーマーの攻撃がイオクのモビルスーツ部隊に襲いかかります!!
わずか一閃でモビルスーツを鉄塊に変えるその破壊力と明らかにおかしな異質を纏う雰囲気。どうにかして太刀打ちできる代物ではなさそうです。

 さらにやっかいなことに、サブユニットである「プルーマ」が大量に駆けつけてくる最大のピンチを迎えてしまいます。
んー、F91のバグのようなあるいはガンダムXのGビットのようにあのモビルアーマーが操っているのでしょうかいずれにせよ謎が深まります。

 その後もピンチのイオクを庇い続ける部下たち。イオクはジュリエッタからは散々言われていますが、部下からは意外と人望があるようですね……。
なんだか「ガンダム00」のコーラサワーのような「弄られるネタキャラ」感がかなり濃くなってきた気がします。

■人類を狩る天使


 『モビルアーマー…人を狩る天使達。そしてその天使を狩るために天使を真似て造られた悪魔・モビルスーツ。それを操るための阿頼耶識』

 作中ではこんあ感じでなんだかもの凄く中二病チックな説明となっていましたが、どうやら300年前に暴れ回っていたモビルアーマーは、人口の1/4を消し去り人類を駆逐するためだけに特化したまさに殺戮マシーンというわけなようです。恐ろしや…。
天使と揶揄されたモビルアーマーに対抗するためにつくられた存在であるモビルスーツ。しかし、その悪魔のような機体を動かすためには阿頼耶識システムという力で無理やり制御してやっと対抗できるようになったという感じでしょうか。

 しかも、モビルアーマーはオイルや推進剤などの消耗品の補給は必要なれど自立してひたすら動きつづけて、材料がある限り自己修復機能をもつサブユニットである「プルーマ」を永遠と量産し続けるというまるでデビルガンダムのような恐ろしい仕様というチート級の性能…。

 修復が完了したモビルアーマーの目指す場所は一番近い人間が密集する場所『クリュセ』!! 果して300年前の災厄の代物に人類はどうやって対抗していくのでしょうか…。

■クーデリアの決意


 採掘場から近く人口が密集する街であるクリュセはまだまだ人々の避難が済んでおらず、クーデリアやアトラも滞在していました。

 モビルアーマーの接近に対してクーデリアたちをシェルターに避難するように誘導するハッシュ。しかし、そのシェルターはすべての人々を収納できるほどのスペースがないものだとわかっているクーデリアは避難することを拒みます。

 かつて、自分だけが安全な場所に避難し三日月たちだけが手を血に染める状況を悔やんでいたクーデリア。弱い人たちを押しのけ自分だけが安全な場所に避難することを拒みともに戦うことを選ぶという、本当にクーデリアが変わったというシーンですね。

『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第2期 第11話(第36話)「穢れた翼」

画像引用元: ©創通・サンライズ・MBS

■岩壁の谷間の攻防戦


 モビルアーマーの進行を防ぐために唯一罠のはれる場所に陣取るマクギリスと鉄華団のモビルスーツ軍。岩の谷間でモビルアーマーとプルーマを待ち構えて迎撃する作戦にでます。
この状況をみて、ガンダム08小隊で巨大モビルアーマー・アプサラスを迎撃したときになんだかシチュエーションが似てるなと謎のシンパシーを感じてしまいました。

 そして、ここで登場したのがグリムゲルデを改修したギャラルホルンサイドの新機体・ヘルムヴィーゲ・リンカー。鉄華団サイドもバルバトスルプスを配備完了し、あとは迎えうつだけ!!!

 と思ったところに突っ込んでくる謎の機体……。 イオクのモビルスーツ・レギンレイズ。

 『バカですかあなたは。』視聴者すべての心の声を代弁してくれるジュリエッタさん。順調にことが進んでいたところにレギンレイズの乱入でモビルアーマーは進路をかえ農業プラントへと侵入してしまいます。

 しかし、状況が変わってもとにかくなんとかするしかない!! ビーム兵器を乱発するモビルアーマー軍に対して体を張ってガードするも、拡散したビーム兵器は後ろにいる農業プラントをおそいます。
強すぎる…。防いでもその勢いで後ろを破壊するビーム兵器、モビルスーツを捕食するように襲い掛かるモビルアーマー軍。絶望感ただようところにようやく降り立ったガンダムバルバトス!!

 そのころマクギリスの前に立ちはだかるのは、謎の仮面男の乗るガンダムヴィダール…。
かくして、モビルアーマー軍 vs バルバトス そして ガンダムヴィダール vs マクギリスの戦いを幕をあけようとしていました。

■熱い幕引きと残る謎


 さて、今回からとうとう人対人という構図から、人類対無人マシーンという戦いの構図に変化しました。しかし、相変わらずいいところで終わるな~といった感じですね。モビルアーマーとの戦いに加えてマクギリスとヴィダールがいよいよ対峙するという熱い幕引きでした。

 そして、300年前の兵器であるモビルアーマーがチート級のビーム兵器を乱発して、そのモビルアーマーに対抗する現代兵器のモビルスーツが実弾と近接戦闘を主体に戦っているというのもなんだか違和感を感じました。
やはり「ターンエーガンダム」のように実は一度、モビルアーマーに人類は文明を破壊されて……という過去があるのでしょうか…。 うーん謎は深まるばかり、来週に期待したいです!

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/Uemt)

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