【株式市場】日経平均は後場一時軟化するが8日続伸し2日続けて高値更新

2016年12月15日 16:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新規上場のMS-JAPANは公開価格の5.7%高で初値つき好調

◆日経平均の終値は1万9273円79銭(20円18銭高)、TOPIXは1542.72ポイント(4.03ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億2463万株

 15日後場の東京株式市場は、正午頃から円安基調が鈍化したため取引開始後は様子見気分が漂い、日経平均は13時頃に一時61円01銭安(1万9192円60銭)まで軟化した。しかし、富士フイルムホールディングス<4901>(東1)が一段ジリ高となるなど個別に強い銘柄が少なくなく、日経平均は程なく堅調に転じて強もみ合いを続け、小幅高だが8日続伸となり、2日続けて年初来の高値を更新した。主な株価指数では東証マザーズ指数が小安い。

 後場は、材料株物色の色彩が強まり、パイオラックス<5988>(東1)は日産グループ向けが多いことなどが言われて活況高。ファーストロジック<6037>(東1)は四半期決算が好感されてストップ高。コメ兵<2780>(東2)はカジノ解禁の裏の面を象徴する銘柄との見方があり活況高。リファインバース<6531>(東マ)は原油高効果などが言われてストップ高。フライングガーデン<3317>(JQS)は月次動向が好調との見方が言われ5月以来の1000円台回復。

 15日、新規上場となったMS-JAPAN<6539>(東マ・売買単位100株)は企業エグゼクティブに特化した人材紹介などを行い、9時13分に公開価格2080円を5.7%上回る2200円で売買が成立し初値がついた。高値は13時過ぎの2295円、大引けは2140円。

 東証1部の出来高概算は23億2463万株(同12億1793万株)、売買代金は2兆8103億円(同1兆3652億円)。1部上場1998銘柄のうち、値上がり銘柄数は1115(同880)銘柄、値下がり銘柄数は745(同981)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は21業種(前引けは12業種)となり、値上がり率上位の業種は、海運、輸送用機器、精密機器、小売り、倉庫・運輸、ガラス・土石、金属製品、銀行、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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