EU、大手IT各社にヘイトスピーチ対策を強化するよう強く要請

2016年12月8日 16:51

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 欧州委員会がFacebookおよびTwitter、Google、Microsoftなどに対し、ネット上でのヘイトスピーチに対する迅速な対応や法令遵守を行うよう命じたという(ReutersGIZMODO)。

 欧州委員会は今年5月、これら企業が運営するプラットフォームにおいてヘイトスピーチ的な投稿などのコンテンツに対し、24時間以内に非表示もしくは削除する機能を提供するといった対策を行うよう求めていた。欧州委員会は現時点でこれが十分に行われていないと不満を示しているという。たとえば請求から24時間以内に実際に削除/非表示にされたコンテンツは40%にすぎないそうだ。

 今後欧州委員会はこの状況が改善されなければ法的な対処を行う可能性があるとしている。

 なおこの勧告と連動しているかはは不明だが、Facebook、Twitter、Google、Microsoftの4社は6日、テロ関連の画像や動画を排除するためのデータベースを共同で構築する計画を発表している。

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