米国、顔写真データベースを警察が構築、その数1.2億人

2016年10月27日 09:04

印刷

記事提供元:スラド

 米国の50の州のうち26州で、運転免許証などの身分証に掲載された写真を警察などの法執行機関が記録してデータベース化しているという。この「顔データベース」に格納されている顔写真は約1億1700万人分にも上るそうだ(WIRED)。

 今までも指紋やDNAなどの個人情報が採取・記録されているが、顔写真はそれら以上に大規模に収集されており、捜査に使われているという。また、該当の監視カメラを使ってリアルタイムで顔認識を行う技術に興味を示していたり、導入している警察もあるという。いっぽうでこのデータベースの利用を監視したり、悪用されていないかを監査する仕組みはないという。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | アメリカ合衆国 | プライバシ

 関連ストーリー:
外国人に対する入国審査でテロリスト容疑者データベースとの顔写真照合を実施へ 2016年10月20日
米国のパスポートやビザの申請写真、11月から眼鏡の着用を禁止 2016年10月16日
警視庁全署に容疑者の3D撮影装置導入 2016年01月25日
米シカゴ市で初となる顔認識システムでの検挙 2014年06月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事