【業績でみる株価】関西スーパーマーケット再動意の可能性、17年3月期第2四半期累計の利益予想を大幅増額

2016年10月16日 10:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 関西スーパーマーケット<9919>(東1)は10月15日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を若干減額したが、利益の大幅増額修正を発表した。株価は8月下旬に動意づき、9月上旬にかけて急騰した経緯がある。増額修正を好感して再動意の可能性がありそうだ。

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想は、前回予想(4月27日公表)に対して売上高を60百万円減額して前年同期比0.7%減の594億50百万円、営業利益を1億10百万円増額して同12.5%減の4億40百万円、経常利益を2億50百万円増額して同10.5%減の7億10百万円、純利益を1億60百万円増額して同20.1%減の4億20百万円とした。減益幅が期初計画に比べて縮小する。在庫管理適正化や販売効率向上によって売上総利益率が改善し、人件費や水道光熱費等が計画を下回った。またも持分法投資損益の改善も寄与した。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比0.2%減の1198億10百万円、営業利益が同1.9%増の14億円、経常利益が同8.2%減の17億円、純利益が同35.1%減の6億円としている。通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は売上高49.6%、営業利益31.4%、経常利益41.8%、純利益70.0%である。低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。

 株価は食品スーパーのオーケーによる同社株の大量保有報告を材料視して動意づき、9月5日の1942円まで急騰した経緯がある。その後は売買高が減少して高値圏モミ合い展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消している。増額修正を好感して再動意の可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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