マザーズ指数は続落、直近IPO銘柄の一角が買われるも利益確定売り優勢/マザーズ市況

2016年10月11日 17:09

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記事提供元:フィスコ


*17:09JST マザーズ指数は続落、直近IPO銘柄の一角が買われるも利益確定売り優勢
 本日のマザーズ市場は、日経平均が節目の17000円を回復するなか、朝方こそ買いが先行したものの利益確定売りに押される展開となった。マザーズ指数は後場マイナスに転じ、引けにかけて下げ幅を広げた。マザーズでも直近IPO銘柄の一角が買われたものの、東証1部やジャスダックのマグネシウム電池関連銘柄などに物色が向かった。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で854.10億円。騰落数は、値上がり102銘柄、値下がり112銘柄、変わらず12銘柄となった。
 個別では、直近IPO銘柄のVデザイン<3960>が一時ストップ高まで買われたのち、マイナスに転じた。シンクロフード<3963>、FRONTEO<2158>、OTS<4564>、モバファク<3912>も軟調で、SOSEI<4565>やセラク<6199>は小安い。また、ブランジスタ<6176>が15%超の大幅続落となったほか、AppBank<6177>やシリコンスタ<3907>もマザーズ下落率上位に並んだ。シリコンスタは第3四半期の赤字決算がネガティブ視された。一方、シルバーエッグ<3961>やリファインバス<6531>はストップ高で本日の取引を終えた。シルバーエッグは人工知能(AI)関連の直近IPO銘柄として関心がなお高いようだ。ストリーム<3071>は新作ゲームの事前登録開始を材料視した買いが続き、30%近い大幅続伸となった。その他、チェンジ<3962>、串カツ田中<3547>、エナリス<6079>などが上昇し、ミクシィ<2121>は小高い。《HK》

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