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祝! ガルパン最終章 !「ガルパン」と「クラーラ」には、人生にとって大事なことが詰まっているんだ!!
祝! ガルパン最終章 !「ガルパン」と「クラーラ」には、人生にとって大事なことが詰まっているんだ!!© GIRLS und PANZER Film Projekt © GIRLS und PANZER projekt[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
一人の声優の夢をかなえた水島監督と苦労人声優。「ガルパン」と「クラーラ」には、人生にとって大事なことが詰まっているんだ!!
ガルパンの続編が「 ガルパン最終章 」という名目で発表され、ガルパンファンにとっては劇場版後、いわゆる「ガルパンロス」がいろんな意味で危惧されていましたが、なんとかここは持ち直しましたね(まあ、いずれは終わってしまうという意見もあり、ロスは必ず発生するという意見もごもっともなのですが…)
筆者も、超絶喜んでいるファンの一人であります。
■ガルパン最終章 で再び湧き上がるガルパンの聖地「大洗町」
ガルパンというアニメの絡みで、ある意味では様々なドラマが繰り広げられてきました。特に大きな影響を受けたのは、聖地となった、茨城県大洗町でしょう。
製作スタッフの中に茨城県出身、また大洗町出身者がいた、という縁を持ち、なおかつ東日本大震災の津波被害を受けた同町は、ガルパンの影響下で大きな賑わいを取り戻し、「移住者」の存在まで手に入れました。
大洗町のショッピングモールでは、ガルパンギャラリーがあり、そこでガルパンと大洗町のこれまでの歩みを見ることができます。ぜひ興味のある方は、ガルパンギャラリーでの、町おこしとアニメの聖地の存在と歴史を見ると面白いと思います
さて、ガルパンをめぐるドラマは、何も聖地大洗に限ったことではありません。ガルパンによって、人生が大きく変化した「声優」の存在も忘れてはなりません
■ガルパン のキャラクター「クラーラ」は、声優ジェーニャさんをモデルに誕生したキャラクターだった
筆者が以前、あにぶにおいて、ロシア人声優のジェーニャさんの紹介コラムを書かせていただいたことがありますが、クラーラという役を手に入れ、声優として目立った活躍も手に入れたジェーニャさん。
実はこのクラーラというキャラは元々ジェーニャさん自身をモデルに作成されたキャラだったことを、自身のブログで紹介しています。
ジェーニャさんのブログによりますと、ガルパンの劇場版公開の数年前、ジェーニャさんがロシアのアニメ雑誌の取材でアニメ、ガルパンの監督である水島監督の下へ訪れた時、ジェーニャさんは監督に、「自分は声優になりたい」と伝えたことがあったそうです。
そして数年後、超大ヒット作品となった劇場版ガルパンにおいて、水島監督は一人の海外から見知らぬ土地へ夢を追ってやってきた、一人の声優の夢をかなえ、さらに用意したキャラが実は、その声優自身がモデルだった、という事実が存在しました。
クラーラは、ほかのメインキャラに比べ確かに出番は少ないものの、その他のキャラにはない姿、そしてインパクトのあるノンナとのロシア語の会話などで一躍メインキャラに匹敵するほどの人気を得ました。
そしてその担当声優であったジェーニャさんにも脚光が浴び、彼女自身の知名度もアップしました。
ここで重要なのが、彼女が人生において数少ないチャンスをつかんだという事実にあると思います。
もし、数年前に彼女が水島監督に会った時に、自分は声優になりたいという「自己主張」をしなかったら?まず、今のジェーニャさんはないと思います。それがすぐに結果に結びつかなくても、数年後、水島監督の脳裏に彼女のあの言葉が残っていたとしたならば、という今に至ることを物語った一連の「ドラマ」でもあるように思えます。
これは、水島監督の作品である「SHIROBAKO」において、なかなか結果の出ない声優「榊静香」とすごく似ている気がします。
彼女たちの共通点は「決して諦めなかった事」そして「全力を尽くした」事に尽きると思います。その結果、時間はかかったと言えど、己の夢をかなえたというドラマが彼女たちを待っていました。
■ガルパン劇場版の打ち上げで初めて明かされたという「サプライズ」
ジェーニャさんのブログでは、このジェーニャさんをモデルにクラーラを作成し、それをガルパン劇場版の打ち上げで初めて明かされたという「サプライズ」にジェーニャさんは、「アニメ業界で10年間働いて報われたというのは、このことを言うのですね」と喜びを打ち明けています。
また、ガルパンでその後の声優としての道が開けたのは、ジェーニャさんだけでありません。主役のみぽりんこと「西住みほ」を担当した渕上舞さんも、テレビアニメでは初めての主役を務めたのはガルパンであり、雑誌の取材でも「西住みほを担当して、やっと声優です、という意識を持った」と話しています。
彼女たちのような、いわゆる「夢追い人」が諦めずそして、ジェーニャさんのように、自分の夢を人に堂々と言えることにより、数少ないチャンスを生かし、自分の望みをかなえた姿はまさに我々に、人生に必要なものを伝えている気がします。
劇場版ガルパンで継続高校のミカが劇中「戦車道には人生の大切な全てのことが詰まってる」と話していますが、それはあながち間違ってはいないと思います。
ガルパンの声優たちの姿を見て、そのサクセスストーリーは、筆者を含め、夢を追っている人たちにとって、彼女たちは間違いなく教科書ではないかと感じています。
彼女たち「ガルパン声優」の今後の活躍に目が離せません!!
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(あにぶ編集部/金剛たけし)
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