米刑務所ではラーメンが通貨として使われている

2016年8月24日 15:36

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 囚人同士の物々交換というとかつてはタバコがその代表格であったが、米大学の調査の結果、米国の刑務所では今日ではラーメンがその役目を果たしているという驚きの状況が明らかとなった(BBC)。

 この調査結果は米アリゾナ大学の研究生マイケル・ギブソン・ライト氏が発表したもので、論文によると米国の刑務所では支給される食事の量や質が長年にわたり低下しており、相対的に価値が向上したラーメンが、刑務所の地下経済において通貨としての地位を獲得しているという。現在ではラーメンはほかの食品や衣類などとの取引の他、洗濯や掃除などを依頼する際の対価として、しまいにはトランプなどの賭け金として使われているという。こうした通貨としてはかつてはタバコのほか、切手や封筒が用いられていた。

 こうした変化は複数の刑務所の複数グループで確認されており、またタバコ製品が禁止されたことがきっかけではないとのことである。将来の映画では、囚人同士がタバコに代わってラーメンをやり取りするシーンが描かれるのかもしれない。

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