ロンドン警視庁、現在稼働中のWindows XPマシンは27,000台

2016年8月12日 18:56

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 英国・ロンドン警視庁では、組織内のパソコンの大半にあたる27,000台で現在もWindows XPが稼働しており、Microsoftとのカスタムサポート契約を結んで使用しているという(V3.co.ukRegisterInquirerSoftpedia)。

 ロンドン警視庁では2015年5月の段階で35,640台のパソコンのうち、Windows XPマシンが34,920台を占めており、2016年3月までにWindows 8.1への移行を完了する計画だった。しかし、現在までに移行が完了したのは8,000台にとどまり、さらに6,000台を9月末までに移行する予定だという。

 ロンドン議会議員のAndrew Boff氏は、古いOSを使い続けることへの強い懸念を示す一方で、アップグレード先にWindows 8.1を選んだことにも疑問を呈す。Windows 8.1は最も広く使われているバージョンでもなく、最新版でもない。Boff氏はスタッフが使い慣れているのはWindows 10の方だろうとし、より先までサポートされる点が最も重要だと述べている。ちなみに、StatCounterのデータによれば、Windows 10は6月以降英国で最も多く使われているOSとなっている。

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