アンジェスMGが喘息などの新薬開発を発表、株価は値固め進行、1部銘柄一巡後に急伸も

2016年7月12日 12:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アンジェス MG<4563>(東マ・100株)は、12日、「喘息」、「慢性関節リウマチ」、「変形性関節症」、「クローン病」などの炎症性疾患の治療薬開発を目指すと発表した。株価は8円高の345円。クローン病は炎症性腸疾患。

 次世代の核酸医薬である『キメラデコイ』について、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学講座の研究チームと平成24年から共同研究していたが、この度、基盤技術開発を完了した。

 これまでの喘息を対象とした動物実験の結果では、従来のNF-kBデコイと比べて呼吸機能の程度を示す気道の抵抗値を半分、炎症に関係する体内物質の濃度を大幅に抑制できるという。今後、同社では臨床試験を含む製品開発の段階に進む。喘息、慢性完成リウマチなど複数のターゲットを同時に抑制できるキメラデコイの製品開発に乗り出すのは同社が世界で初めてということだ。

 株価は、足元ではマザーズなど新興系より1部市場銘柄に目が向いているため値固めの域を出ていないが、この先、1部銘柄に一巡感が出れば一気に反発相場になりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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