ネクシィーズG Research Memo(10):秋元康氏プロデュースの3Dクレーンゲームの全容が公開

2016年6月29日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:04JST ネクシィーズG Research Memo(10):秋元康氏プロデュースの3Dクレーンゲームの全容が公開
■ネクシィーズグループ<4346>の成長戦略

(2)オンラインゲームへの挑戦

5月27日、グループ子会社のブランジスタゲームが、神体験3Dクレーンゲーム「神の手」の全容を発表した。このゲームはスマホやタブレットで行うオンラインゲームで、獲得した景品は自宅に届く。景品の魅力がポイントとなるが、秋元康氏が総合プロデュースするプレミアム景品でゲームの世界に誘引する。バーチャルで遊び、リアルで景品を楽しむという新しいタイプの体験を提供する。

第1弾のプレミアム景品は、AKB48の選抜総選挙のステージ上の空気を閉じ込めた「場空缶」なる景品で、当日の緊張感ある本人の写真が付き、開封後は貯金箱としても使える。総選挙に参加する272名272種類の缶が総計3万缶準備され、10缶に1缶は本人からの直筆メッセージが入っている。ファンにとっては喉から手が出るほどの逸品といえよう。このようなプレミアム景品は、第2弾、第3弾とリリースされていく。また、常時5,000アイテムにのぼる定番アイテムも用意されており、ワンピース・新世紀エヴァンゲリオン、ディズニー、ドラえもんなどのフィギュアやぬいぐるみが揃う。アプリのダウンロードは、AKB総選挙当日の6月18日から開始した。

収入モデルは、有料モデルと広告モデルに分かれる。有料モデルの場合には、ユーザーは1プレイ100円相当でゲームにチャレンジする。広告モデルの場合には、ユーザーは広告を視聴することにより1回無料でプレイができる。広告主にとっては、確実にメッセージを伝えることができ、景品も広告主が自由に設定できる。自動車の新製品が景品となり、チャレンジに成功した人の自宅に自動車が届くという、実物の大きさを無視した景品の提供も夢物語ではない。バーチャルの世界には台数の制約はないため、ユーザー数の増加に従って稼働台数を無限に増やすことができる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)《HN》

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