JR東海、次期新幹線車両N700S系を発表

2016年6月26日 18:37

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記事提供元:スラド

yasuchiyo 曰く、 JR東海は24日、N700系以来のフルモデルチェンジとなる次期新幹線車両に向けた確認試験車の製作決定を発表した(プレスリリース: PDFレスポンスの記事)。

次期新幹線車両は、N700に「最高」を意味する「Supreme」の「S」を付けたN700S系となる。ブレーキ装置や異常検知装置の改善による安全・安定輸送の向上が図られることはもちろんのこと、今回の目玉は床下機器の小型軽量化、モジュール化を進めることにより車両ごとの配置パターンを先頭車2種、中間車2種にまとめ、基本設計の変更なく編成の自由度を高める「標準車両」を提示することではないだろうか。

つまり東海道は16両固定だけれど、短い山陽・九州新幹線用車両への対応や海外展開向けも考えて、コストダウンした高速鉄道車両を売り込む目的なんだろう。試験車は2018年に完成予定、量産車は2020年に投入予定とのこと。リニアの前に登場する【在来】新幹線の究極の姿を楽しみに待ちたい。

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