【銘柄フラッシュ】T&Cホールディングス急伸し「LINE」上場でアルファクス・フードSなど急伸

2016年6月10日 20:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 10日は、本日にもスマホ上での無料対話アプリ「LINE」(ライン)運営会社の上場を東証が承認する見通しと伝えられ(10日の取引終了後に7月15日上場、所属市場は未定と東証が発表)、広告の取り扱いで協業するアドウェイズ<2489>(東マ)が朝方に19.8%高まで急伸し大引けも11.4%高など、LINE関連株が軒並み高。GMOTECH<6026>(東マ)はストップ高の16.7%高、アルファクス・フード・システム<3814>(JQG)は決済システムで連携とされてストップ高の21.9%高となった。

 東証1部の値上がり率1位が芦森工業<3526>(東1)の15.2%高となり、東証2部の値上がり率1位はカネミツ<7208>(東2)の18.8%ストップ高。ともに日本経済新聞の朝刊で芦森工業はエアバッグ本体の年産能力を2019年までに8割増やし、カネミツは3割超増やすと伝えられ期待が高揚した。

 イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)はヤフー(4689)によるTOB(公開買い付け)が材料になりストップ高の14.7%高(TOB価格は850円)。ラウンドワン<4680>(東1)は5月の月次好調で9.2%高の年初来高値に進み、くらコーポレーション<2695>(東1)は第2四半期の好決算などが好感されて6.3%高となり今世紀(2000年以降)の高値。日本エンタープライズ<4829>(東1)は引き続き東京・築地の魚卸組合の初の電子商取引システムを引き受けたことなどが蒸し返されて10.2%高の高値更新。ベテラン筋がかみしんと呼ぶ神栄<3004>(東1)は吸収分光式露点水分計などが言われて7.8%高とまたもや急伸し戻り高値。

 Hamee(ハミィ)<3134>(東マ)は提携などが好感されてストップ高の21.0%高となり上場来の高値。ビューティガレージ<3180>(東マ)は決算好調で17.8%高と急伸し、アイリッジ<3917>(東マ)はファーストリテイリング<9983>(東1)の「ジーユー」ブランド向け「OtoO」サービスなど手がけファーストリテの途上国積極展開報道などが連想を招き9.2%高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は「東京おもちゃショー2016」を契機に「VR」(仮想現実)などへの期待が言われて7.4%高と上場直後以来の高値。T&Cメディカルサイエンス<3832>(JQG)は2015年12月から16年11月30日まで上場廃止猶予期間に入り何らかの脱出策にメドとの憶測などが言われてストップ高の34.5%高。エスプール<2471>(JQS)は第1四半期が赤字計画から一転して黒字化するなど業績変化が大きく一時ストップ高の1000円ちょうどまで急伸して17.6%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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