オムロン、運転手を自動センシングする車載センサー開発

2016年6月6日 18:40

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「ドライバー運転集中度センシング技術」の概要(オムロンの発表資料より)

「ドライバー運転集中度センシング技術」の概要(オムロンの発表資料より)[写真拡大]

 オムロンは6日、独自の画像センシング技術に最先端のAI(時系列ディープラーニング)技術を組み合わせ、運転手の多種多様な行動や状態を感知し、安全運転に適した状態かを判定する「ドライバー運転集中度センシング技術」を搭載した世界初の車載センサーを開発したと発表した。

 「ドライバー運転集中度センシング技術」は、カメラで撮影した映像から、運転手が運転に適した状態かどうかをリアルタイムにレベル分けして判定する技術。この技術により、車は運転手の状態に合わせた制御を行うことが可能となる。

 自動運転と手動運転の安全な切り替えや、運転手の異常発生時に車を安全に停車させるなど、運転手の安全運転を支援し、車社会の安全性を高めることができるという。2019年~20年に発売される自動運転車などへの採用を目指す。

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