【株式市場】リスク回避の円高が再燃し日経平均は一時183円安

2016年5月24日 16:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万6498円76銭(155円84銭安)、TOPIXは1326.50ポイント(12.18ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億2783万株

 24日後場の東京株式市場は、米国の時間外取引で原油先物や株価指数先物が下落と伝わり、リスク回避の動きと共に発生する円高が再燃し、富士重工業<7270>(東1)など北米市場で稼ぐ割合の大きい銘柄がジリ安となった。日経平均は14時頃まで下げ渋ったが、大引けにかけては下値を探るように一時183円23銭安(1万6471円37銭)まで下押し、2日続落となった。主な株価指数はすべて安い。

 中で、日本航空<9201>(東1)はダレ気味になりながらも原油安や20年ぶりのマドリード直行便などが材料視されて値を保ち、イマジカ・ロボットHD<6879>(東1)は映像・CM制作などから自動運転技術の領域に新展開の期待などが言われて朝高のまま強調推移。ホットランド<3196>(東1)は株主優待の拡充などが好感されて高い。カネコ種苗<1376>(東2)とリックス<7525>(東2)は東証1部指定を好感して上げ、メドレックス<4586>(東マ)は経皮製剤などの開発進展に注目とされて後場一段高。夢の街創造委員会<2484>(JQS)はLINEとの提携が好感されて一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億2783万株(前引けは8億1960万株)、売買代金は盛り上がらず1兆6658億円(同7736億円)。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は529(同572)銘柄、値下がり銘柄数は1272(同1206)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(前引けは4業種)にとどまり、パルプ・紙、空運が値上がりした。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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