収縮性プラスチックを使った耐久性の高い撥水加工技術

2016年3月15日 18:06

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 水をはじく撥水加工技術はすでに存在するが、耐久性の面で難のあるものも少なくない。そこでシドニー大学の研究チームが、プラスチックをオーブンで加熱して縮める子供向けおもちゃ「ShrinkyDinks」をヒントに、耐久性の高い超撥水性コーティング技術を開発したそうだ(ACS PublicationsSlashdot)。

 この技術は2つの収縮性プラスチックを使い、意図的に表面に微細な「シワ」を付けることによって水滴を転がりやすくしたという。実験では厚み10ナノメートルのテフロン加工されたポリオレフィンの収縮ラップが一番良い成績を出したようだ。これにより、市販の光学レンズとアルミニウム膜に近い硬度値を獲得できたとしている。製造も比較的簡単であるようだ。

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