Google、HDDの厚みを増やすことを提案

2016年3月8日 20:59

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 2月23日(日本語訳記事は2月27日)、GoogleがGoogle Cloud Platformブログにてデータセンターで使用するHDDについての記事を公開した。Googleは2.5インチ/3.5インチハードディスクについて、「現代のディスクドライブの寸法は、PCで使われていた3.5インチのフロッピーディスクに起因する」「これが最適なデザインであるとはとても考えにくい」と述べており、今後HDDのデザインを変更すべきだというアイデアを披露している(英語記事日本語記事クラウドWatch)。

 これらの話はGoogleが公開したDisks for Data Centersというドキュメント内で詳しく説明されているが、ここではHDDについて「より厚みを増やしてプラッタ数を増やすべき」とし、3.5インチディスクの場合1インチ、2.5インチディスクの場合15mmという例を提案している。プラッタ数を増やすことでディスクの容量を増やし、かつプラッタを小さくすることでディスクのシークタイムや回転数を上げて毎秒当たりIO数を増やせるということらしい。

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