出版取次「大洋社」の自主廃業、中小書店に打撃

2016年2月15日 20:07

印刷

記事提供元:スラド

Hamo73 曰く、 出版取次中堅の大洋社が自主廃業の方針を明らかにした(日本経済新聞ITmedia)。コミックなどに強いことで知られていたが、昨今の出版不況で2005年の約3分の1まで売上が落ち込み、6期連続の経常赤字が続いていた。

 取引書店には別の取次業者への変更を求めているが、これを期に店舗営業を廃止する書店もあるようだ。つくば市で3店舗を展開する友朋堂書店は2月12日までで全店舗を閉鎖した(東京商工リサーチ)。また鹿児島のひょうたん書店も2月14日で閉店した(NariNari.com)。これらを受け、閉店を惜しむ声が多数寄せられている(友朋堂に関するTogetterまとめひょうたん書店に関するTogetterまとめ)。

 スラドのコメントを読む | ビジネス | 書籍

 関連ストーリー:
Amazon、米国・シアトルに初の実店舗「Amazon Books」をオープン 2015年11月06日
出版社や作家ら、図書館での新刊貸し出しに1年猶予を求める文書を送付へ 2015年10月29日
人気作家・村上春樹の新刊、9割を紀伊國屋書店が「買い占め」 2015年09月01日
米Amazon、自社に有利な条件で契約した出版社の電子書籍を「優遇」していた 2014年08月29日
楽天、書籍の取次事業に参入 2012年09月11日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事