国際研究チーム、重力波を初観測

　あるAnonymous Coward 曰く、

　米カリフォルニア工科大や米マサチューセッツ工科大などの研究チームが、重力波を世界で初めて観測したと発表した（NHK、読売新聞、朝日新聞）。

　地球上の施設サイズでの分解能で、ブラックホールの合体時の波が観測できたというのは驚きである。

　重力波の存在はアインシュタインが一般相対性理論で存在を予言していたもの。昨年9月14日に米国の観測装置LIGOが検出したもので、13億年前に発生した「質量が太陽の29倍と36倍のブラックホールがに合体した際のエネルギー」によって生まれた重力波が地球に届いたものとみられるという。

　まだ観測データの一部しか解析は終わっておらず、残りのデータ解析も現在進められているとのこと。

　スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | ニュース | サイエンス | 宇宙

　関連ストーリー：
「重力波が検出されたかもしれない」という噂 2016年01月15日
神岡鉱山の地下に重力波望遠鏡「KAGRA」完成 2015年11月08日
「原始重力波の痕跡」発表は誤り。ノイズであると判明 2015年02月04日
Science誌が選ぶ「今年の大失敗」 2014年12月24日
重力波の直接観測を目指す「KAGRA」、設置のためのトンネル工事が終了 2014年04月04日
重力波の発見はインフレーション理論の証明になるか 2014年03月27日
「重力波」の痕跡を観測、宇宙が膨張していることを示す証拠となるか 2014年03月20日