10日(水)のNYダウ4日続落、ドル113円台、原油27ドル台、イエレン発言にも反応

■日経平均上ザヤは遂に「マイナスの世界」に突入

　2月10日(水)のNYダウは原油急落とイエレン議長の議会証言から99ドル安の1万5914ドルと4日連続で下げた。4日間合計の下げ幅は約500ドルに達した。

　原油が27ドル半ばに急落。イエレン議長は金融市場が混乱すれば予定している利上げ回数に影響するという旨の発言。マーケットは、金融市場が足元で混乱しているのは、景気・企業業績が頭打ち傾向を強めていることによるもので、金融混乱を認めたイエレン議長発言によって実体景気への悪化懸念を強めているようだ。実際、NYダウのEPS(1株利益)は1月半ば以降、低下を鮮明としていた。10日のドルは113円半ば。

　一方、10日(水)のNYダウは下げ止まらず372円安と前日の918円に続いて下げたことで、日経平均の上ザヤはマイナス201円となり、日経平均上ザヤも、「上ザヤ・マイナスの世界」に突入した。これは、2015年2月以来である。NN倍率も0.987倍と1倍を割りこんだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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