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【株式市場】日経平均は一時655円安となり1年3ヵ月ぶりの安値
日経平均の終値は1万5713円39銭(372円05銭安)、TOPIXは1264.96ポイント(39.37ポイント安)、出来高概算(東証1部)は38億4903万株。[写真拡大]
◆日経平均の終値は1万5713円39銭(372円05銭安)、TOPIXは1264.96ポイント(39.37ポイント安)、出来高概算(東証1部)は38億4903万株
10日後場の東京株式市場は、引き続き円が1ドル114円台で推移したため株価指数先物が売り優勢になり、日経平均は一段ジリ安商状となった。13時30分を過ぎて日本証券金融<8511>(東1)のホームページが閲覧しづらい状態になったとの話が伝わると、個別銘柄には信用取引を手仕舞う売りが増えたとの見方があり、日経平均は14時にかけて655円45銭安(1万5429円99銭)まで下落。大引けにかけては小戻したが大幅続落となり、「黒田日銀」が2度目の「異次元緩和」に踏み切った2014年10月31日の水準を割り込んだ。主な株価指数はすべて安い。
後場も四半期決算が好調だった日本写真印刷<7915>(東1)や三井海洋開発<6269>(東1)などが強いまま値上がり率上位に顔を出したが、ほとんどは前場の高値を抜けず一進一退。代わって、13時30分に四半期決算と業績見通しの増額を発表した松井建設<1810>(東1)やアマテイ<5952>(東2)が動意を強めるなど、好決算銘柄も物色の乗換えが速い印象。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)は抗体医薬に関する米国での特許が好感されてストップ高となり、RISE<8836>(JQS)は株価2ケタの手軽さと国内のホテルの稼働率向上報道などが材料視されて急伸。
東証1部の出来高概算は38億4903万株(前引けは17億4712万株)、売買代金は3兆5368億円(同1兆5769億円)。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は131(同192)銘柄、値下がり銘柄数は1780(同1700)銘柄。
また、東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種とも値下がりし、値下がり率の小さい業種は、精密機器、繊維製品、輸送用機器、電気機器、機械、金属製品、石油製品、パルプ・紙、ゴム製品、鉄鋼、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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