異常破裂したタカタ製エアバッグ部品、国交省が使用停止を指示

2015年12月7日 20:13

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 タカタ製エアバッグ部品の大量リコール問題が発生しているが、国土交通省が4日、タカタおよび国内自動車メーカーに対し、問題の発生した部品の段階的な使用停止を指示した(ロイター日経新聞朝日新聞)。

 問題となっているのはインフレーターと呼ばれる、エアバッグを膨らませるためのガス発生装置のうち、硝酸アンモニウムを使用したもの。高温多湿に弱く、異常破裂を引き起こす可能性があるとのことで、国内では走行中や廃車解体中に異常破裂が14件発生しているという。

 リコール対象車の交換用部品については、来年12月末までに別のタイプに切り替えることを求めた上で、開発中の新しい車種についても、同種のインフレーターの利用を禁止する。販売中の現行車種については、安全性を高める乾燥剤を入れていないインフレーターの使用を運転席側は2017年中に、助手席側は2018年中に禁止するという。

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