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テクニカルサポート詐欺、Macユーザーにも対象を広げる
英語圏ではWindowsユーザーをターゲットにしたテクニカルサポート詐欺が以前から問題になっているが、MalwarebytesがMacユーザーをターゲットにしたテクニカルサポート詐欺の事例を報告している(Malwarebytes Unpackedブログの記事、Ars Technicaの記事、BetaNewsの記事)。
テクニカルサポート詐欺はMicrosoftなどのテクニカルサポート担当者を装って被害者に直接電話をかけるものと、システムに問題があるなどエラーメッセージを表示する詐欺広告を用い、被害者にトールフリー番号へ電話をかけさせるものがある。偽のサポート担当者は電話口の被害者にLogMeInやTeamViewerなどのリモートアクセスソフトをインストールさせ、リモートからのアクセスが可能になると、システムが危険にさらされているなどと脅して数百ドルのサポート料金を支払わせる。
Malwarebytesが報告しているのは詐欺広告を使用するものだが、Macユーザーを信用させるための仕掛けが用意されているそうだ。Appleの正規サポートでは、ユーザーがMacの画面をサポート担当者と共有するサービスが用意されている。安全に画面を共有するため、ユーザーは「https://ara.apple.com」にアクセスしてセッションキーを入力する必要があるのだが、今回のテクニカルサポート詐欺では偽サイト「ara-apple.com」を使用してリモートアクセスソフトをダウンロードさせたり、手数料を支払わせたりしているとのこと。
エラーメッセージを表示する詐欺広告はWindowsユーザーだけでなく、すべてのOSのユーザーにターゲットを広げている。Macユーザーをターゲットにしたものも非常に一般的となっているが、こういったエラーメッセージ表示に慣れていないため被害にあいやすいのではないかとMalwarebytesは指摘している。 スラドのコメントを読む | アップルセクション | テクノロジー | 犯罪 | MacOSX | アップル
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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