富士通、300GHz帯用の小型受信機を製作

2015年10月9日 22:29

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記事提供元:スラド

acountname 曰く、 富士通が、300GHz帯周波数を使う小型無線受信機を開発したと発表しました(日経テクノロジーオンラインIEEE Spectrum)。

 これまでのスマートフォンでは 0.8GHzから2.5GHz、もしくは5GHz程度の搬送波を使用して毎秒200Mビットほどの速度でのデジタル通信が行われています。しかし、4Kのコンテンツも始まり、2020年ごろにはNHKが開発中の8Kコンテンツも流れ始めるにあたり帯域が心配になってきます。

 富士通の開発した受信機は、300GHzの搬送波を用い、わずか0.75立方センチの体積で毎秒20Gビットのダウンロード速度を実現したとのこと。いずれは毎秒100Gビットの速度をを目指すとのことです。

 なお、周波数が高くなればなるほど可視光の性質に似てくるため、電波はアンテナからまっすぐしか飛ばなくなりそうです。大量の送受信機を設置するのかな?

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