【株式市場】日銀会合などに期待強まり日経平均は9月18日以来の大台回復

2015年10月5日 15:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万8005円49銭(280円36銭高)、TOPIXは1463.92ポイント(19.00ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億9654万株

 5日後場の東京株式市場は、6日から7日に日銀の金融政策決定会合が開催されるため期待があり、原油価格や貴金属市況の持ち直しを受けて資源株や大手商社株なども戻し、日経平均は13時過ぎに一段上値を追って354円33銭高(1万8079円46銭)まで上げた。終値では9月18日以来の1万8000円台回復となった。新興市場も合わせ、主な株価指数はすべて高い。

 自動車株は小安い銘柄が目立ったが、三井物産<8031>(東1)などの大手商社株の出直りが目立ち、8日から始まる日本癌学会を念頭に武田薬品工業<4502>(東1)などの薬品株も高く、大手銀行株も高い。フェリシモ<3396>(東1)は四半期決算発表を好感しストップ高となり、林兼産業<2286>(東1)やヤマタネ<9305>(東1)などがTPP合意への期待などから活況高。キャンバス<4575>(東マ)は米国での特許などを好感してストップ高となり、ファーマフーズ<2929>(東マ)は慶応大学の研究チームとのがん細胞がに関する研究などが言われて朝からストップ高。アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は引き続き政府の自動走行システムなどへの取り組みに参画するとされて連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は18億9654万株(前引けは9億9315万株)、売買代金は2兆29億円(同9792億円)。1部上場1898柄のうち、値上がり銘柄数は1390(同1293)銘柄、値下がり銘柄数は416(同518)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、卸売り、医薬品、機械、石油・石炭、空運、食料品、サービス、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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