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1200年の古都から、最先端の電子デバイスの全貌を発信
京都にはこの一般電子部品に強い企業が集中している。[写真拡大]
「モノのインターネット」IoTやCPS(Cyber Physical System)の普及、電子化が著しい次世代自動車の発展などに伴って、日本企業が提供する電子デバイスが世界的な注目を集めている。
電子デバイスと一口にいっても主要なジャンルは、半導体、液晶、一般電子部品の大きく3つに分類できる。さらに、スマートフォンや白物家電、自動車分野を中心に市場が伸びている一般電子部品は、受動部品(抵抗、コンデンサ、トランスなど)と接続部品(スイッチ、コネクタなど)、その他(プリント配線板、電源、センサー類など)に分けられる。日本企業が強いのは、とくにこの一般電子部品で、世界シェアはなんと40%強にものぼるのだ。
中でも、京都にはこの一般電子部品に強い企業が集中している。積層セラミックコンデンサで世界的に有名な村田製作所<6981>や、マイクロモーターの日本電産<6594>、超小型部品で最先端をいくローム<6963>、その他、京セラ<6971>やオムロン<6645>など、日本有数の観光地として名高い京都は、世界レベルの活躍をみせる電子デバイス企業が集う、電子部品最先端の町でもあるのだ。
そんな京都で、一般社団法人日本電子デバイス産業協会の主催による西日本最大級の電子部品のフォーラム「第2回電子デバイスフォーラム 電子デバイスフォーラム 京都」が2015年11月12日・13日の2日間に渡って、京都リサーチパークにて開催されることが発表された。プログラムは「次世代自動車」「エネルギー革新を引き起こす電子材料」「電子部品から見た最新IoT/M2M機器」の3つのテーマで構成され、電子デバイスの将来性を技術面とマーケット面の両面から追求していくという。
自動車メーカーや電装メーカー、パワー半導体メーカーによるパワー半導体の最新情報や、今話題のIoT/M2Mを中心に、電子部品、センサー技術、センサー技術先端材料・デバイスについて、IoT/M2Mを取り巻く電子部品の最先端の動向が分かるとあって、早くも関連業界を中心に話題となっているようだ。
全体プログラムは2日間にわたり7会場において17セッションで49の講演が組まれているが、面白いのは特別セッションとして、初心者向けの「今さら聞けない半導体基礎講座」や無料で参加できる大学セッションなども催され、一般人や学生でも比較的気軽に参加できることだ。日本が世界に誇る最先端の電子部品に触れられる、この絶好の機会を逃す手はない。(編集担当:藤原伊織)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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