【株式市場】米雇用統計を控え様子見気分あるが日経平均など続伸

2015年10月2日 16:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万7725円13銭(2円71銭高)、TOPIXは1444.92ポイント(2.18ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億8680万株

 2日後場の東京株式市場は、夜に米国の9月米雇用統計が判明することなどが手控え要因になり、ソニー<6758>(東1)が後場寄り後に一段強含んだ後は高値持ち合いに転じるなど、様子見気分が台頭し、日経平均は80円安前後から50円高前後の幅で一進一退となった。朝方の184円57銭安(1万7537円85銭)からは大きく持ち直した。前引けは軟調だったTOPIXとJPX日経400も堅調になった。

 ファーストリテイリング<9983>(東1)は毎月2日の取引終了後に発表する月次動向の予想が分かれるようで軟調だったが、ユナイテッドアローズ<7606>(東1)はSMBC日興証券の投資判断などが好感されて後場も堅調持続となり、ソースネクスト<4344>(東1)は業務提携などが好感されてストップ高。ヘリオス<4593>(東マ)は理化学研究所の発表似関連があるとされて急伸し、アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動走行運転システムに関する受託などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は18億8680万株(前引けは10億24万株)、売買代金は2兆712億円(同1兆328億円)。1部上場1898柄のうち、値上がり銘柄数は928(同803)銘柄、値下がり銘柄数は851(同965)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、パルプ・紙、輸送用機器、海運、空運、化学、その他金融、サービス、金属製品、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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