AVGの正直な新プライバシーポリシー、収入を得るためにブラウズ履歴などを使用すると明言

2015年9月20日 15:11

印刷

記事提供元:スラド

AVG Technologiesが14日、新しいプライバシーポリシーを発表した。新しいプライバシーポリシーでは、AVG製品やWebサイトが収集したデータのうち個人を特定しないものに限り、収入を得るために使用することを明記している(プレスリリースAVGのブログ記事Wired UKの記事BetaNewsの記事The Inquirerの記事)。

新しいプライバシーポリシーの「Why do you collect my data?」の項には個人を特定しないデータの使用目的として「to make money from our free offerings so that we can continue to offer them for free」と記載されており、無料のAVG製品から収入を得ることで継続的な無料提供を可能にするためということのようだ。

使用するデータは広告IDやWebブラウズ/検索履歴、プロバイダーやモバイルネットワークの情報、インストールされたアプリケーションと利用状況となっている。ブラウズ/検索履歴に個人を特定可能なデータが含まれるとAVGが判断した場合、その部分は個人情報として扱い、匿名化するとのこと。また、個別には個人情報として扱われる情報でも、集計/匿名化したものについては個人を識別可能な情報とはみなさないとしている。たとえば、ユーザーの位置情報を集計して特定の国で何名が使用しているかといった情報がこれに該当する。

新しいプライバシーポリシーは10月15日から発効する。情報の提供は設定により無効化することも可能とのことだ。OPSWATのデータによると、アンチウイルス製品市場でのAVG Anti-Virus Free Editionのシェアは5.0%。Microsoft Security Essentials(17.8%)、avast! Free Antivirus(17.6%)、Avira Free Antivirus(5.9%)に続く4位となっている。新しいプライバシーポリシーによりAVGがスパイウェアとなってしまう可能性を懸念する意見もあるが、無料製品ではユーザー自体が商品であり、利用目的を正直に説明していることを評価する意見もみられる。皆さんはどう思われるだろうか。 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | ビジネス | セキュリティ | YRO | 広告 | お金 | プライバシ

 関連ストーリー:
Microsoft、Windows 7/8.1でもユーザーからのデータ収集を強化? 2015年09月04日
Windows 10のプライバシー設定をすべてオフにしても、Microsoftとの通信は止められない? 2015年08月16日
Kaspersky、ライバルが誤検出するよう妨害工作をしていた? 2015年08月15日
Windows 10で高まるプライバシーへの懸念 2015年08月01日
AVGが顔認識技術を無力化する保護メガネを発表 2015年03月05日
2015年、一番いいアンチウイルスソフトウェアは?無料?有料? 2015年01月25日
個人情報を取得する無料アプリの数で比較すると、iOSもAndroidと大差ない? 2013年07月20日
Facebook、Facebook外のプライバシ情報と連携させた広告サービスを試験的に開始 2012年10月04日
「スパイウェア付き無料版」で違法ユーザーを減らせるか? 2012年02月23日
Android アプリ用の広告ライブラリー内に、ユーザーの個人情報などを取得するコードが発見される 2011年04月13日
ユーザーの承諾なしで個人情報を送信するアプリ、Appleと共に訴えられる 2011年01月02日
AVG、Linux ベースのウイルス対策ソフト「AVG Rescue CD」英語版を無償公開 2010年03月29日
最新版のAVGによって、トラフィックが増大? 2008年06月19日
無料のアンチウィルスソフト「AVG Anti-Virus Free Edition」の日本語版が公開 2007年08月10日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事