【株式市場】上海株3000ポイント割り様子見気分など広がるが日経平均は続伸

2015年9月16日 16:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万8171円60銭(145円12銭高)、TOPIXは1472.60ポイント(10.36ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億8823万株

 16日後場の東京株式市場は、上海総合指数の3000ポイント割れなどが様子見気分をもたらし、前場上げたトヨタ自動車 <7203> やソニー <6758> などが値値を消し気味に推移し、個別材料株に目が移る展開になった。日経平均は130円高の1万8150円をはさんで一進一退となり、日経JASDAQ平均は続伸となったが、東証2部指数、マザーズ指数は軟調で小反落となった。

 後場は、日本航空 <9201> が増配期待などから一段ジリ高となり、ゴルフダイジェスト・オンライン <3319> は高業績や証券会社の投資評価が言われて高値引け。神戸物産 <3038> は引き続き業績予想の増額などを好感して続伸。ロックオン <3690> (東マ)はジャックス <8584> グループとの提携が好感されてストップ高、ネクストウェア <4814> (JQS)は豪雨予測などの防災システムも手がけるとされてストップ高。14時に政府の「訪日外国人客数」が発表になったが、動意を強めた銘柄はラオックス <8202> (東2)などにとどまり広がりを欠いた。

 15日に新規上場のアイビーシー <3920> (東マ)は本日も買い気配をセリ上げて始まり、10時39分に公開価格2920円の3.5倍の1万250円で初値がついた。高値は後場の1万1970円、終値は1万1890円。

 東証1部の出来高概算は18億8823万株(前引けは9億5525万株)、売買代金は2兆1520億円(1兆240億円)。1部上場1898柄のうち、値上がり銘柄数は1032(同1012)銘柄、値下がり銘柄数は728(同742)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、空運、輸送用機器、機械、電気機器、非鉄金属、鉱業、ガラス・土石、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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