【株式市場】日経平均は後場一段軟化するが個別物色が活発で新規株も好発進

2015年9月14日 15:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万7965円70銭(298円52銭安)、TOPIXは1462.41ポイント(17.82ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億4599万株

 14日後場の東京株式市場は、小高かった中国・上海株式市場が昼休み中に一転3%を超える下げに転じたため株価指数先物などが先行安し、日経平均はストンと下げ幅を広げて200円安で始まった。ソフトバンク<9984>(東1)が約1週間ぶりに年初来の安値を割り、ファナック<6954>(東1)も一段軟調。日経平均は14時前に339円13銭安まで下げ、終値での1万7000円割れは9月8日以来。主な指数では日経JASDAQ平均のみ堅調だった。

 本日新規上場となったピクスタ<3416>(東マ・売買単位100株)は写真、動画などのデジタル素材のネット販売などを行い、公開価格は1870円。買い気配で始まり、10時2分に公開価格を35%上回る2521円で売買が成立し、後場2770円まで上げて終値は2749円となった。

前場に続き、円高基調を映して電力株が堅調だったほか、前週の豪雨による河川決壊や今朝の阿蘇山噴火などを受け、特殊土木の東洋建設<1890>(東1)や土木管理総合試験所<6171>(東2)が一段高となり、地盤ネットホールディングス<6072>(東マ)はストップ高。ビリングシステム<3623>(東マ)は事業買収などが好感されて大引けまでストップ高買い気配となり、アスカネット<2438>(東マ)は新技術の出展などが期待されてストップ高。ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)も高く、SOLホールディングス<6636>(JQS)は主製品がインドネシアでハラル認証を取得と伝わりストップ高。

 東証1部の出来高概算は18億4599万株(前引けは8億4153万株)、売買代金は2兆555億円(前引けは9057億円)。1部上場1897柄のうち、値上がり銘柄数は481(同947)銘柄、値下がり銘柄数は1323(同840)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は電力・ガス、海運の2業種のみ(前引けは15業種)となり、値下がり率の小さい業種は、陸運、繊維製品、建設、金属製品、小売り、ガラス・土石、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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