近鉄、大阪阿部野橋駅-吉野駅間に観光特急を2016年秋に導入

2015年9月11日 07:58

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観光特急の1、3号車(近鉄の発表資料より)

観光特急の1、3号車(近鉄の発表資料より)[写真拡大]

  • 観光特急 2号車ラウンジスペース(近鉄の発表資料より)

 近鉄は10日、大阪阿部野橋駅から吉野山にある吉野駅を結ぶ南大阪線・吉野線に、2016年秋から「上質な大人旅」をコンセプトとする観光特急3両編成を運行すると発表した。

 料金は、特急料金+特別車両料金で大人720円、小児370円(別途普通運賃が必要)。

 車両外装は落ち着いた色調とし、座席はすべて2列+1列のデラックスシートとなっている。2号車には、沿線の特産品などの軽食や飲料を販売するバーカウンターとラウンジスペースが設置される。

 運行は週6日が基本で、昼間に2往復が予定されている。停車駅は、現在の特急停車駅と同じ大阪阿部野橋・尺土・高田市・橿原神宮前・飛鳥・壺阪山・吉野口・福神・下市口・六田・大和上市・吉野神宮・吉野の各駅。

 沿線は、世界遺産「金峯山寺」をはじめとする寺社仏閣や、「みたらい渓谷・洞川温泉」や「大台ケ原」など豊富な観光資源に恵まれている。関係者は、今回の観光特急導入により観光客が増えることを期待している。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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