2日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、世界的な景気悪化を警戒

2015年9月2日 18:25

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記事提供元:フィスコ


*18:25JST 2日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、世界的な景気悪化を警戒

2日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比250.49ポイント(1.18%)安の20934.94ポイントと続落し、本土企業株で構成されるH株指数も152.79ポイント(1.62%)安の9301.32ポイントと4日続落した。売買代金は960億5500万香港ドルとやや増えている(1日は858億1800万香港ドル)。

内外の株安が重し。1日の欧米株や、2日の本土株続落を嫌気した。中国をはじめとする世界的な景気悪化が警戒されている。本土株が上昇に転じる場面では、香港でも各指数がプラス圏に浮上したものの、本土株安に連れて安く引けた。

業種別では、景気動向に敏感な資源・素材関連の銘柄が安い。油田掘削サービスの中海油田服務(2883/HK)が5.8%、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.1%、銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が7.0%、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)が4.3%、鉄鋼メーカーの鞍鋼(347/HK)が9.8%ずつ値を下げた。

マカオのカジノ銘柄もさえない。銀河娯楽集団(27/HK)が4.2%安、金沙中国(1928/HK)が3.2%安、新濠国際発展(200/HK)が3.0%安で引けた。マカオの8月カジノ収入が前年同月比で35.5%減少し、15カ月連続でマイナスとなったことがネガティブ材料となっている。

【亜州IR】《SY》

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