米バーガーキングが米マクドナルドに「バーガー戦争」終結を提案

2015年8月29日 18:04

印刷

記事提供元:スラド

米バーガーキングが9月21日の国際平和デーを前に、「バーガー戦争」を終わらせようなどと特設サイトや大手新聞の全面広告で米マクドナルドに提案している(McWhopper特設サイトマクドナルドのFacebook投稿Consumeristの記事WSJ - CMO Todayの記事The Vergeの記事)。

バーガーキングは国際平和デーの普及に努めるNPO、Peace One Dayの活動に触発されたとして、世界中が国際平和デーのことを話題にするような特別な何かを共同で作ろうとマクドナルドに提案。具体的にはビッグマックとワッパーを組み合わせ、美味しく、平和を愛するマクワッパー(McWhopper)を開発するというもの。マクドナルドの本社があるシカゴと、バーガーキングの本社があるマイアミの中間地点となるアトランタに店舗を特設して今年の国際平和デー限定で販売し、利益はPeace One Dayに寄付するという。一口で飲みこむには多すぎる提案なのでmcwhopper.comにまとめたなどと述べ、「争い(beef)をビーフで終わらせよう」と結んでいる。

これに対してマクドナルド側は、CEOのスティーブ・イースターブルック氏がFacebookに返答を投稿している。投稿では提案を素晴らしいアイディアだと称賛しつつ、もっと意味のあることができるのではないかなどと述べ、やんわりと提案を断っている。また、両社は友好的なライバル関係にあるので、本当の戦争に苦しんでいる人々の状況とは比較にならないとし、今度素晴らしいアイディアがあったら電話してくれれば十分だと結んでいる。

プロモーション動画にはPeace One Dayのジェレミー・ギリ氏も出演しているが、バーガーキングでは一風変わった大がかりな宣伝キャンペーンをたびたび実施していることもあり、今回のMcWhopperも本気で実現するつもりなのかどうかは不明だ。マクドナルド側に一切打診せずにキャンペーンを開始したのかどうかも不明だが、事前に打診していたとすればイースターブルックCEOの反応は打ち合わせ通りという可能性もある。皆さんはどう思われるだろう。McWhopperは実現するだろうか。 スラドのコメントを読む | idleセクション | 軍事 | 変なモノ | 広告 | idle

 関連ストーリー:
アイルランド国宝「ケルズの書」の商標登録にバーガーキングが異議 2015年08月14日
飲食店でのセルフ注文、どう思う? 2014年10月26日
米情報誌の消費者調査で「一番不味い」とされたハンバーガーチェーン 2014年07月09日
米マクドナルドのトマトケチャップ、40年以上使っていたハインツから他メーカーに切り替え 2013年10月29日
バーガーキング、ピザサイズのハンバーガーを予約販売 2011年11月01日
39 年間で 2 万 5 千個のビッグマックを食べた男 2011年05月26日
バーガーキング、期間限定でハンバーガー食べ放題企画を実施 2010年09月17日
Windows 7発売記念、7枚のハンバーグが入った「Windows 7 ワッパー」登場 2009年10月22日
トモを10人切って/.J編集者権限を手に入れよう 2009年04月01日
CO2削減に取り組んだらビッグマック半額……で環境省サイトダウン 2007年09月07日
マクドナルドの「ビッグマック」が誕生40周年 2007年08月28日
バーガーキング「デルモデル」で日本再上陸(予定) 2006年12月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事