東芝と清水建設、生体センサによる建設作業員の健康管理の実証実験を開始

2015年8月25日 22:45

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実証実験で使用する生体センサ「Silmee W20」(東芝の資料より)

実証実験で使用する生体センサ「Silmee W20」(東芝の資料より)[写真拡大]

 東芝と清水建設は25日、東芝のリストバンド型生体センサを活用し、清水建設の三重県四日市市の建設現場に従事する70人の作業員の体調を24時間見守る実証実験を始めた。2016年8月24日まで1年間実施する。建設作業員の健康管理と現場の安全性向上を目指すという。

 実証実験では、対象者はリストバンド型生体センサを24時間装着し、出勤時に前日までの睡眠、食事、活動量などのデータを自分のスマートフォンで確認し、個々人で体調を把握する。リストバンド型生体センサは2週間充電不要で連続使用可能。

 また、東芝は清水建設と協力して、その日の体調に合わせた作業量の負荷調整などが行えるように個人のデータを現場管理者のタブレットや職場のPCなどに収集し、管理・閲覧できるシステムを開発する。実証実験に使用するのは東芝のリストバンド型生体センサ「Actiband」、もしくは「Silmee W20」。

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