【銘柄紹介】ジクソーは日本初の民間月面探査プロジェクト関連、今期2.5倍増益

2015年7月30日 10:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ジグソー<3914>(東マ)は、本年4月28日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。IoTビッグデータをベースにした自動運用サービス(オートパイロット)とロボット型ソフトウェアによる自動制御およびA&Aプラットフォームのクラウド提供を行っている。

 インターネット分野では、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、テレビ・ カメラ・映像・音声・自動車・ロボット・宇宙機器など様々なモノに通信機能を持たせ、そのデータを管理や分析等に応用する流れ(IoT)が加速している。それに伴うデジタルデータの通信量も飛躍的に増大し続け、2020年には2010年時の約40倍に達する見通し(「平成26年版 情報通信白書」総務省より)で、IoTデー タの運用(マネジメント)の重要性はますます高まっている。このような市場拡大を背景に、同社は商談案件の獲得及び会社の組織体制の確立・強化に注力している。

 今2015年12月期第1四半期業績実績は、売上高が1億5100万円、営業利益が3400万円、経常利益が3000万円、純利益が2000万円に着地。

 通期業績予想は、売上高が6億8800万円(前期比36.1%増)、営業利益が1億5300万円(同2.5倍)、経常利益が1億4400万円(同2.4倍)、純利益が1億円(同26.1%増)を見込んでいる。

 株価は、日本初の民間月面探査プロジェクト「HAKUTO」を運営する株式会社ispaceとの共同研究による技術開発の開始、AR技術で多くの実績を誇るKudan Limitedとのパートナー契約の締結など、IoTデータマネジメント市場において競争優位を築くための体制を整えていることなど、今後の展開に対する期待感を背景として7月22日に上場来の高値1万3340円と上昇。その後、モミ合っている。前14年に引き続き、既存案件の積み上がり及び新規案件の獲得が順調に進んでいる。特にクラウド関係の市場拡大により、売上は順調に拡大しており、8月7日に予定される第2四半期決算の発表に対する期待は持てる。目先1万1000円割れで下値を固めつつあり、待ち伏せ買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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