英ポンド週間見通し:堅調地合い持続か、利上げ期待で買い優勢

2015年7月18日 15:43

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記事提供元:フィスコ


*15:43JST 英ポンド週間見通し:堅調地合い持続か、利上げ期待で買い優勢
■上昇、早期利上げ観測が再浮上

先週のポンド・円は上昇。ギリシャ支援継続への期待が高まったことでユーロ買い・ポンド売りが強まる場面があったが、英中央銀行のカーニー総裁は、国内経済の緩みがなくなれば利上げが適切との見解を示したことでポンド買い・ユーロ売りが活発となり、この影響でポンドの対円レートは一段高となった。取引レンジは188円82銭-194円38銭。

■堅調地合い持続か、利上げ期待で買い優勢

今週のポンド・円は、堅調地合いが続く見込み。英中央銀行(BOE)の金融政策委員会のうち複数の委員が、早期利上げの方向性を示しており、年内利上げの可能性が高まっている。BOEは7月も政策金利を据え置いたが、総裁は利上げ時期が近づいていると言明しており、早期利上げへの期待が高くなっていることから、ポンド買いは継続する見込み。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・23日:6月小売売上高(前月比予想:+0.4%)

予想レンジ:192円00銭-197円00銭《FA》

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