降雨中にコンクリ打設でやり直し、発注者の抜き打ち検査で強度不足が発覚

2015年7月8日 10:48

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 高知県本山町は、町が発注した橋脚工事について、業者が降雨中にコンクリートを打設したために強度不足となるトラブルを数年前に経験していた。そのため町は、その後の工事では職員が現場を巡回して再発防止に努めていた(日経コンストラクション)。

 しかし2015年、別の業者のコンクリート橋脚案件について、降雨中にもかからわずコンクリートを打っている現場を巡回中の町職員が発見。翌日に強度検査を行ったところ強度不足が発覚したため、町は施工業者の負担でコンクリート打設のやり直しを命じたそうだ(費用1400万円)。

 なお国土交通省の土木工事共通仕様書では、コンクリートの打込みについて、降雨・降雪の場合は施工前に監督職員(発注者側の担当職員)の承諾を得なければならないとしている。

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