保全と継承へ決意の談話 世界遺産登録で安倍首相

2015年7月6日 12:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 軍艦島として知られる長崎県長崎市の端島炭鉱など8県23施設からなる『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』が世界遺産登録されることになったことを受け、安倍晋三総理は「今日の『ものづくり国家、日本』の原点であり、先人の偉業を伝える、この素晴らしい遺産の保全と次世代への継承に向け、決意を新たにしたい」との談話を発表した。

 安倍総理は「世界文化遺産登録を心から嬉しく思う」とし「海外の科学技術と自国の伝統の技を融合し、わずか50年あまりで産業化を成し遂げた日本の姿は、世界でも稀有であり、人類共通の遺産としてふさわしい、普遍的な価値を持つもの」と改めて、その歴史的価値を強調。

 「8県11市にわたる23の構成資産の保全に取り組み、支援してこられた地域の方々、100年を超えて産業資産を稼働させながら維持し、保全に取り組んでこられた企業の皆様方に深く敬意を表します」としている。(編集担当:森高龍二)

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