ロサンゼルス国際空港、乗客が猫をX線検査装置に通そうとして騒ぎに

2015年7月5日 23:45

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記事提供元:スラド

米国・ロサンジェルス国際空港で1日、乗客の男性が手荷物検査用のX線検査装置に猫を通そうとして大騒ぎになったそうだ(NBC Southern Californiaの記事Mirror Onlineの記事Consumeristの記事)。

男性に悪意はなく、単純に猫をX線検査装置に通すべきでないことを知らなかったようだ。猫はペット用のキャリーバッグやケージなどではなく普通のバッグに入れられており、男性は保安検査場で猫を取り出してX線検査用のトレイに載せたという。既に周りの乗客は大騒ぎをしていたが、X線検査装置に猫が入ってきたことに気付いた米運輸保安庁(TSA)のスタッフが慌ててベルトを逆走させ、猫の無事を確認した。現場を目撃した乗客のツイートによると、TSAスタッフはナイフや拳銃を発見した時にも見せないような怒りを示していたとのこと。なお、今回の件は故意ではないことが確認され、男性と猫はニューヨーク行きJetBlue航空便への搭乗を認められたとのことだ。

TSAではペットの機内持ち込みを禁じておらず、機内持ち込みが認められるかどうかは航空会社次第だという。保安検査場ではペットを取り出してキャリーバッグのみをX線検査装置に通し、ペットは乗客と一緒に金属探知機を通るように指示されている。同空港では同様のトラブルが前日にも発生しているようだ。 スラドのコメントを読む | idleセクション | セキュリティ | 変なモノ | idle | 原子力 | 交通

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