京大、抽象的な図形ほど脳が処理するのが難しくなることを明らかに

2015年7月5日 19:15

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行Aは学生参加者に見せた情報の例、行Bは呼応したP3bセグメントの脳活動(脳電図EEGの記録)。(京都大学の発表資料より)

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 京都大学のエマニュエル・マナロ教授らは、抽象的な図について考える際に、脳活動が高まることを明らかにした。

 グラフのような、実生活で見えるような情報を表していない「抽象的な図形」を処理する時は、多くの脳活動を要するという行動レベルでの証拠は存在していたが、脳の中で実際に何が起こっているのかはこれまで明らかになっていなかった。

 今回の研究では、学生に、同じ情報を持つ異なった表現(絵/イラスト、数式、表、グラフ)を見せ、脳内活動を計測した。その結果、最も抽象的なグラフを見ている時に、学生の脳内活動が著しく高くなることが分かった。この結果は、より抽象的な情報ほど脳が処理するのがより難しくなる、ということを示している。

 研究メンバーは「教師と研究者が、学生が効果的に図形を使えるようにする方法を創造することは重要です。ただ『図形を使うべき』と言うだけでは十分ではありません。学生が問題解決やコミュニケーションにおいて図形を理解したり使用する際に接しうる困難を乗り越えられるよう、我々は具体的で実践的な方法を見つける必要があります。」とコメントしている。

 なお、この内容は「Mind, Brain, and Education」に掲載された。論文タイトルは、「Electroencephalogram Recordings Indicate That More Abstract Diagrams Need More Mental Resources to Process」。

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