NY株式:ダウは103ドル高、ギリシャ債務問題を楽観視

2015年6月23日 06:37

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記事提供元:フィスコ


*06:37JST NY株式:ダウは103ドル高、ギリシャ債務問題を楽観視
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は103.83ドル高の18119.78、ナスダックは36.97ポイント高の5153.97で取引を終了した。ギリシャが新たな財政改革案を債権団に提出したことで、デフォルト(債務不履行)を回避できるとの期待感が強まり、買いが先行。5月中古住宅販売件数が2009年11月以来の高水準となり、予想を上ぶれたことも好感され終日堅調推移となった。ナスダック総合指数は史上最高値を更新。セクター別では、銀行やエネルギーが上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。

医療保険のシグナ(CI)は、同業アンセム(ANTM)による買収提案を退け上昇。同じく医療保険のエトナ(AET)は、ヒューマナ(HUM)に買収提案を行ったとの報道を受け、堅調推移。旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は、ドイツ銀行による投資判断引き上げで、買われた。一方で、アクションカメラのゴー・プロ(GPRO)は複数のアナリストから同社製品の需要減速への懸念が示されたことが重しとなり、下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は、定額制楽曲配信サービスの「アップルミュージック」で、無料トライアルの3ヶ月間はアーティストに著作権使用料を支払わないという方針に関して、人気歌手テイラー・スウィフトからの抗議を受け、同期間中もアーティストに対価を支払う方針に転換した。株価は小幅上昇で推移している。

Horiko Capital Management LLC《TM》

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