エルニーニョ現象で長い梅雨の可能性

2015年6月9日 17:30

印刷

今年の梅雨期間の傾向(図:ウェザーニューズ発表資料より)

今年の梅雨期間の傾向(図:ウェザーニューズ発表資料より)[写真拡大]

  • 今年の梅雨の雨量傾向(図:ウェザーニューズ発表資料より)

 ウェザーニューズは9日、梅雨の天気傾向について、梅雨明けが全国的に遅くなる予想を発表した。

 太平洋赤道域から南米海域にかけての海水温が高くなる「エルニーニョ現象」のため、太平洋高気圧の張り出しが弱く、梅雨明けは全国的に平年より遅くなる可能性があるという。特に、九州北部から近畿にかけての西日本と、北陸、東北では平年より梅雨の期間が1週間長くなると予想している。

 また、雨量については、6月は平年よりも少なくなるところが多くなるものの、7月には本州付近に前線が停滞することで、西日本の日本海側で雨量が多くなる予想している。また、沖縄・奄美地方でも雨量が多くなると予想している。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

関連記事