日立、台湾に変圧器工場が完成

2015年6月2日 21:58

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日立華城変圧器の新工場竣工式(日立製作所の発表資料より)

日立華城変圧器の新工場竣工式(日立製作所の発表資料より)[写真拡大]

 日立製作所は2日、台湾に華城電機との合弁会社の日立華城変圧器の変圧器の製造工場が完成し、5月28日に竣工式を行ったと発表した。

 同工場は台湾の台中市に台中港自由貿易港区に建設した。生産能力は、400MVA換算で年間40台。従業員数は2020年に約200名とする予定。

 合弁会社の日立華城変圧器は2013年12月に設立した会社。資本金は14億台湾ドル(約45億円)で、出資比率は日立が60%、華城電機が40%。変圧器の設計、製造、検査、据付工事などを行う。

 新工場では、2月にアメリカ・オクラホマ州の公益電力会社から受注した変圧器など、北米市場をはじめ、東南アジアや中東など需要拡大が見込まれる地域に向け、変圧器を製造するとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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